「電気ケトル、そろそろ買い替えたいけど、何を基準に選べばいいの?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
特に最近は“BPAフリー”というキーワードが注目されています。これは健康や安全性を重視する人たちの間で非常に大切なポイント。
今回は、BPAフリーの電気ケトルがなぜおすすめなのか、選び方や実際に人気の製品まで、わかりやすく丁寧にご紹介します。
安心して毎日使える電気ケトルを探している方は、ぜひチェックしてみてください!
安全性で選ぶ!BPAフリー電気ケトルが注目される理由
BPA(ビスフェノールA)って何?
BPAとは「ビスフェノールA」という化学物質のことで、主にプラスチック製品に使われる成分です。特にポリカーボネート樹脂という硬くて透明なプラスチックに含まれており、水筒や保存容器、ベビーボトルなど、身の回りの多くの製品に使われてきました。
しかし、BPAは熱や酸性に弱く、加熱したり酸性の液体(例:ジュースや酢など)を入れたりすると成分が溶け出す可能性があるのです。そのため、食品や飲料にBPAが混ざってしまうことが懸念されています。
これが電気ケトルのように「高温になる製品」では特に問題となります。お湯を沸かすたびにプラスチックからBPAが溶け出してしまうと、健康への影響が心配ですよね。
こうしたリスクを避けるために、BPAフリー(BPAを含まない)の製品が多くの家庭で注目されています。
なぜBPAが健康に悪いのか
BPAが問題視される最大の理由は、体内で「ホルモンのような働き」をしてしまうことです。BPAはエストロゲンという女性ホルモンに似た働きをするため、体内に取り込まれるとホルモンバランスを乱す可能性があります。特に、胎児や乳幼児の成長に悪影響を与える可能性があるとして、世界中で注意が呼びかけられています。
実際に、カナダでは2008年にベビーボトルへのBPA使用を禁止し、EUやアメリカの一部州でも規制が進んでいます。日本では明確な禁止はされていないものの、メーカー側が自主的に「BPAフリー」表示をするなど、安全性を意識する傾向が高まっています。
プラスチック製ケトルとBPAの関係
プラスチック製の電気ケトルは軽くて安価なため人気がありますが、素材によってはBPAが含まれていることがあります。
特にケトルの内側がプラスチックでできている場合、お湯を沸かす過程でBPAが溶け出すリスクが否定できません。外側がプラスチックであっても、内側の構造によっては注意が必要です。
そのため、購入時には「BPAフリー」と明記された製品かどうかを確認することがとても大切です。
BPAフリーのメリットとは?
BPAフリーの電気ケトルを使う最大のメリットは「安心して使えること」です。とくに赤ちゃんのミルク作りや、毎日使うお茶・コーヒーのお湯など、口に入るものに使う場合、安全性はとても重要です。BPAが含まれていないというだけで、気持ちの面でもかなり安心できますよね。
また、BPAフリーの製品は品質が高く設計されていることが多く、耐久性や使い勝手の良さも魅力の一つです。価格帯はやや高めになる傾向もありますが、安全性を考えればコスパの良い選択と言えそうです。
BPAフリー製品が求められる背景
最近では健康志向の高まりとともに、「安全な生活用品を選びたい」という意識が高まっています。特に、子どもや高齢者のいる家庭では、できるだけリスクの少ない製品を使いたいという声が増えています。SNSや口コミなどでも「BPAフリーの○○を使ってます!」という情報がよく見られるようになりました。
また、SDGsの取り組みが進む中で、環境への配慮も製品選びの基準になっています。BPAフリーの電気ケトルは、健康にも地球にもやさしい選択肢として、今後さらに注目されることが予想されます。
電気ケトルを選ぶときのポイント|BPAフリー以外に注目すべき点
素材(ステンレス・ガラス・プラスチック)の違い
電気ケトルの素材は主に「ステンレス」「ガラス」「プラスチック」の3種類に分かれます。素材によって性能や使いやすさが異なるため、自分の生活スタイルに合ったものを選ぶといいですね。
●ステンレス製:耐久性が高く、におい移りが少ないのが特徴。長期間使っても劣化しにくく、保温力も高めです。BPAフリーの製品が多く、衛生面でも安心。
●ガラス製:見た目が美しく、中のお湯の様子が見えるというメリットあり。においや味の影響を受けにくく、スタイリッシュなデザインが人気。ただし、割れる可能性があるため取り扱いには注意が必要。
●プラスチック製:軽量で扱いやすく、価格も比較的安価。ただし、BPAの有無やにおい残りなどが気になる場合があるため、「BPAフリー」の明記がある製品を選ぶことが大切。
容量の目安と用途別の選び方
電気ケトルの容量は0.6L~1.7L程度まで幅広く展開されています。
一人暮らしであれば0.8L前後で十分ですが、家族で使う場合や料理用としても活用したい場合は1.2L以上あると便利です。
以下に用途別のおすすめ容量をまとめました:
用途 | 容量の目安 |
---|---|
一人暮らし・カップ麺用 | 約0.6〜0.8L |
家族(3人以上)での使用 | 約1.0〜1.5L |
お湯を頻繁に使う家庭 | 約1.5L以上 |
オフィスや会議室用 | 約1.2〜1.7L |
沸騰時間と消費電力のバランス
電気ケトルを選ぶ際に「どれだけ早くお湯が沸くか」は大きなポイントです。
急いでいる朝や忙しい時間帯には、すぐにお湯が沸くケトルがとても重宝されます。一般的に、消費電力が大きいほど沸騰時間は短くなります。
ただ、消費電力が高いということは、電気代も比例して上がるということ。毎日何度も使用する家庭では、電気代も気になりますよね。そこで注目したいのが「電気効率」や「保温機能」の有無です。効率よく熱を伝える構造や、必要最小限の加熱で済む設計になっている製品であれば、消費電力を抑えながら快適に使えます。
また、近年では「節電モード」や「温度設定機能」がついたモデルも登場しており、必要な温度だけ加熱できる機能があれば、無駄なエネルギー消費を抑えることが可能です。用途に応じて選ぶと、賢く経済的に使うことができますね。
安全面のチェックポイント(自動電源OFFなど)
電気ケトルを安全に使うためには、安全機能の充実度も見逃せないポイントです。
特に重要なのが「自動電源オフ機能」です。お湯が沸騰したら自動で電源が切れる機能は、万が一目を離してしまったときの事故を防ぐためにも必須です。
もう一つ注目したいのが「空焚き防止機能」。水が入っていない状態や、極端に少ない量で加熱してしまうと、空焚きによる過熱や故障の原因になります。この機能があるケトルなら、水が入っていないときは加熱を止めてくれるので安心です。
その他にも、持ち手が熱くならない二重構造や、転倒してもお湯がこぼれにくい設計など、メーカーによって工夫されたポイントがたくさんあります。特に小さなお子さんがいる家庭では、安全性を重視して製品を選ぶことが重要ですね。
デザイン性と収納性の工夫
毎日使う電気ケトルだからこそ、見た目のデザインや収納しやすさも大切にしたいポイントです。
最近では、シンプルでスタイリッシュなデザインのモデルが増えており、キッチンの雰囲気に合わせて選べる楽しさもあります。北欧風、ミニマルデザイン、レトロ調など、さまざまなデザインが登場しており、インテリアの一部としても映えるアイテムです。
また、収納性も見逃せません。コンパクトサイズのケトルや、コードを本体に巻き付けて収納できる設計になっているものは、狭いキッチンでもスッキリと置くことができます。注ぎ口の形状やフタの開閉方法、取っ手の握りやすさなども、日常使いの快適さに大きく関わってくる部分です。
さらに最近では「注ぎやすさ」にこだわった細口ノズルタイプのケトルも人気で、コーヒーのハンドドリップにぴったりなモデルも増えています。自分のライフスタイルや使い方に合わせて、使いやすくて見た目もおしゃれなケトルを選びたいですね。
BPAフリー電気ケトルおすすめ 選!
ここからはBPAフリーの電気ケトルを種類別にご紹介していきます!
口コミが多く、評価が高いものをピックアップしましたのでぜひ参考にしてみてください。
ガラス製
①レコルト ダブルウォール ガラスケトル(RDG-1)

レコルトは日本のメーカーです。ダブルウォール ガラスケトルは本体はガラス製で、外側を樹脂でカバーした二重構造となっており、機能やデザインなど細かいところまで配慮された商品。
- ☆特徴:
- ✅本体はガラス製で、外側を樹脂でカバーした二重構造。
- ✅注ぎ口までガラス製で、パッキンもBPAフリーの安心素材。
- ✅外側が熱くなりにくく、保温性も高い設計。
- ✅空焚き防止機能・自動電源オフ機能
- ✅開口部が広く、フタも外せるため、お手入れが簡単。
- ✅北欧風のカラーとデザインで、お部屋になじみやすい。
- ☆容量:約0.8L
- ☆消費電力:900W
- ☆価格:8,800円(定価)
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②Hagoogi 電気ケトル(GEKI1701)

HAGOOGI(ハゴオギ)のガラス製電気ケトル「GEKI1701」も機能性とデザイン性を兼ね備えた製品です。
- ☆特徴:
- ✅本体はガラス製で、外側を耐熱食品グレードPP材料を使用した二重構造。
- ✅7段階温度調節が可能で、24時間自動保温。
- ✅空焚き防止機能・自動電源オフ機能
- ✅開口部が広く(フタは固定)、お手入れが簡単。
- ✅LEDライトが点灯し、視覚的に楽しめる。
- ☆容量:1.0L
- ☆消費電力:900W
- ☆価格:5,000円前後
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③Anfilank(アンフィランク) 電気ケトル(JK-108GJ)

Anfilank(アンフィランク)のガラス製電気ケトル「JK-108GJ」もさきほどご紹介したHAGOOGIと同様に細かな温度調節や長時間の保温機能、安全性に配慮した設計など、日常使いに適した機能が充実しています。
デザインもシンプルで、おしゃれなキッチンにもマッチする一台です。
- ☆特徴:
- ✅本体はガラス製で、外側を耐熱食品グレードPP材料を使用した二重構造。
- ✅5段階温度調節が可能で、12時間自動保温。
- ✅空焚き防止機能・自動電源オフ機能
- ✅開口部が広く(フタは固定)、お手入れが簡単。
- ✅液晶で温度が表示され分かりやすい。
- ✅PSE認証取得済み
- ☆容量:1.0L
- ☆消費電力:800W
- ☆価格:6,000円前後
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④dretec(ドリテック) ガラスケトル エルダー(PO-161)

ドリテック(dretec)は日本のメーカーです。このガラスケトル「エルダー PO-161」は、シンプルながらも使いやすさと安全性を兼ね備えた1.0Lモデルです。
- ☆特徴:
- ✅本体はガラス製で、注ぎ口は破損しにくい樹脂製。
- ✅沸騰中は白色LEDが点灯。
- ✅空焚き防止機能・自動電源オフ機能
- ✅取り外して洗えるフィルターなので衛生的。
- ✅ワンタッチで蓋が開閉。
- ☆容量:1.0L
- ☆消費電力:900W
- ☆価格:6,000円前後
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⑤【白湯メーカー】温活zen 電気ケトル

日本のメーカー三ッ谷電機が発売している”白湯メーカー”として有名な温活zen 電気ケトルも本体がガラス製です。1.3Lの大容量で「カルキ抜きモード」を搭載しているのが特徴。
- ☆特徴:
- ✅本体はガラス製で、水に嫌なニオイ移りがない。
- ✅1℃単位で自由な温度設定。
- ✅空焚き防止機能
- ✅開口部が広く、お手入れが簡単。
- ✅カルキ抜きモード・予約タイマーつき。
- ☆容量:1.3L
- ☆消費電力:800W
- ☆価格:16,500円
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ステンレス製
①ラッセルホブス ベーシックケトル(7013JP)

ラッセルホブスのベーシックケトル「7013JP」は本体がステンレス製で、キッチンに馴染むシンプルでスタイリッシュなデザインです。
- ☆特徴:
- ✅本体とそそぎ口はステンレス製で、持ち手は樹脂製。
- ✅片手で操作可能なワンプッシュ開閉。
- ✅空焚き防止機能・自動電源オフ機能
- ✅取り外して洗えるフィルターなので衛生的。
- ✅湯沸しパイロットランプ付き(青色LED)。
- ✅間口が広くお手入れ簡単。
- ✅大きめの注ぎ口。
- ☆容量:1.0L
- ☆消費電力:1200W
- ☆価格:6,600円(定価)
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②山善 YAMAZEN 電気ケトル (YKPA-1215)

山善(YAMAZEN)の電気ケトル「YKPA-1215」は、1.5Lの大容量と二重構造による安全性を兼ね備えたモデルです。
- ☆特徴:
- ✅本体内部と注ぎ口はステンレス製で、二重構造なので熱くならない。
- ✅1.5Lの大容量。
- ✅空焚き防止機能・自動電源オフ機能
- ✅内部フィルター付き(取り外し不可)。
- ✅蓋が取り外せてお手入れ簡単。
- ☆容量:1.0L
- ☆消費電力:1200W
- ☆価格:4,000円前後
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③dretec(ドリテック)電気ケトル リコリス(PO-151)

ドリテックの「リコリス」(PO-151)は、内部がステンレス製の二重構造で、安全性と使いやすさを重視した電気ケトルです。
- ☆特徴:
- ✅本体内部と注ぎ口はステンレス製で、二重構造なので外側が熱くなりにくい。
- ✅1.5Lの大容量。
- ✅空焚き防止機能・自動電源オフ機能
- ✅取り外して洗えるフィルターなので衛生的。
- ✅開口部が広く、お手入れが簡単。
- ☆容量:0.8L
- ☆消費電力:900W
- ☆価格:4,000円前後
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④De’Longhi (デロンギ) アイコナ・ヴィンテージ(KBOV1200J)

デロンギの「アイコナ・ヴィンテージ コレクション」(KBOV1200J)は、1950年代のイタリアンデザインを彷彿とさせるレトロな外観と、実用性を兼ね備えた電気ケトルです。
- ☆特徴:
- ✅本体内部と注ぎ口はステンレス製。
- ✅二重構造ではないため、外側が熱くなるので注意。
- ✅1200Wの高出力により高速沸騰。
- ✅空焚き防止機能・自動電源オフ機能
- ✅取り外して洗えるフィルターなので衛生的。
- ✅開口部が広く、お手入れが簡単。
- ✅360度回転式ベースで、左右どちらの手でも使いやすい設計。
- ☆容量:1.0L
- ☆消費電力:1200W
- ☆価格:8,000円前後
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⑤ティファール メゾンシリーズ(KI271FJP)

ティファール メゾンシリーズ(KI271FJP)の電気ケトルは洗練されたデザインと高い実用性を兼ね備えたモデルです。
- ☆特徴:
- ✅本体内部と注ぎ口はステンレス製。
- ✅二重構造ではないため、外側が熱くなるので注意。
- ✅1250Wの高出力により高速沸騰。
- ✅空焚き防止機能・自動電源オフ機能
- ✅取り外して洗えるフィルターなので衛生的。
- ✅開口部が広く、お手入れが簡単。
- ✅360度回転式ベースで、左右どちらの手でも使いやすい設計。
- ☆容量:1.0L
- ☆消費電力:1250W
- ☆価格:5,000円前後
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番外編:プラスチック製
ティファール
電気ケトルというとティファールが有名ですが、プラスチック製品が多いですよね。BPAフリーかどうか気になるところなので、お客様センターに問い合わせしてみたところ、下記のような回答をいただきました。
弊社のケトルは樹脂でできているものもございますが、お水に触れるところはどのケトルでもすべてBPAフリーでございます。
ご安心いただければと存じます。
ということで、ティファールのケトルの水が触れる樹脂はBPAフリーとのことです!
ただ、公式サイト等には明記されていないため、今回は番外編として記載しておきました。
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まとめ:安心・安全な暮らしは、BPAフリー電気ケトルから
今回ご紹介したように、BPAフリー電気ケトルにはさまざまな素材・機能・デザインの製品があります。それぞれにメリットがあり、用途やライフスタイルに合わせて選べる選択肢が豊富にあるのも魅力の一つですよね。
どれを選ぼうか悩んだら、たとえば、軽さや扱いやすさを重視するなら「プラスチック製」(BPAフリーだと選択肢は少ないです)、耐久性や汚れの落としやすさを重視するなら「ステンレス製」、プラスチック特有の雑味やにおい移りが気になる方は「ガラス製」を選ぶといいかなと思います。
日々の生活をより安心で快適にするためにも、ぜひこの記事を参考に、お気に入りの一台を見つけてくださいね!
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