先日の大雨で”首都圏を守った”とその活躍ぶりが話題になっている「首都圏外郭放水路」。通称「地下神殿」とも呼ばれています。
台風などの豪雨の際には度々話題になる場所ですが、大ヒット映画『翔んで埼玉』や戦隊シリーズなど数々のドラマや映画・ミュージックビデオのロケ地としても登場しています。
首都圏外郭放水路(地下神殿)ですが、実は一般の方も見学できることをご存知でしょうか。
今回は家族で参加してきたこの地下神殿の見学会について紹介します。
首都圏外郭放水路とは?場所はどこ?
首都圏外郭放水路は地下50mを流れる世界最大級の地下放水路で、首都圏の洪水を防ぐために建設されました。
場所は埼玉県春日部市にあります。クレヨンしんちゃんでも有名な場所ですね。
台風や大雨で周辺の中川、倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川といった河川が増水したときに、洪水を防ぐためにこの地下神殿に水を貯留し、江戸川に流すことで洪水の被害を軽減させているのです。
もともとこの周辺は低地なこともあり、浸水被害が多かったそうですが、この地下神殿が稼働してからは浸水の被害も減ったそうですよ。
総工費約2300億円!
一度に貯められる水量はサンシャイン60ビルの容積と同程度だそう。
年間で5回ほど稼働しているようです。
中は本当に地下神殿のようだった!
地下神殿へ行くには100段ほどの階段を下っていきます。
写真を見ればその大きさがわかると思います。本当に巨大な神殿のようでしたよ!
子どもも「すげ~」とキョロキョロしていました。
我が家が行ったのは数年前ですが、このときも少し前に台風で稼働していたそうで、水は数ヶ所に水たまり程度しか残っていませんでしたが、少し臭いは残っていました。
このような巨大なプロペラを使ってバシャーンと江戸川へ放出するそう。
地下神殿の見学予約方法
我が家が参加した見学会は1年に1度行われている彩龍の川祭りというイベントの一環で無料開放されたときのものです。
今は一般の方でも予約をすれば有料で見学できます!
公式サイトから予約可能。
4つのコースが設定されています。
- 大人気!地下神殿コース 約55分 1人1,000円
- 迫力満点!立坑体験コース 約110分 1人3,000円
- 深部を探る!ポンプ堪能コース 約100分 1人2,500円
- 見どころ満載!インペラ探検コース 約110分 1人4,000円
※いずれも施設稼働時は見学できなかったり、コース変更が生じますので詳しくは公式ホームページでご確認ください。
未就学児は見学できません!
本当は戦隊ものをよく見る幼児がこの施設を見たら大興奮するんじゃないのかなと思うので残念なんですが、安全上の観点から保護者同伴でも未就学児は不可のようです。
階段が100段もありグルグル回って上るので、小さい子にはちょっと大変ですね。
首都圏外郭放水路 予約方法
予約はインターネットの公式サイトからできます>>コチラ
首都圏外郭放水路 アクセス
この首都圏外郭放水路は駅からのアクセスがあまり良くないです。駅からバスになりますが、本数が少ないので、我が家は車で行きました(駐車場有)。
東武アーバンパークライン「南桜井駅」北口より 徒歩約40分(約3キロメートル)
南桜井駅北口から龍Q館(首都圏外郭放水路)まで、春日部市コミュニティバス「春バス」が運行していますが、運行日・運行時間が限られています。
南桜井駅北口より約7分(1300円程度)
(ただし、駅前のタクシーは不在の場合が多いです)
旅行会社が企画しているバスツアーもあるので、そちらに参加するのもありですね!
さいごに
この防災地下神殿は洪水の為につくられたもので、ずっと水が貯まっている訳ではないのでこうして見学することが可能なんですね。
お子さんと一緒に行けば自由研究の対象にもなりますね!何よりその巨大な迫力に喜ぶと思いますよ^^
ちなみに、「翔んで埼玉」ではラストシーンで出てきたのがこの地下神殿です。
気になる方はぜひ行ってみてください^^